サブスクリプション総合研究所 主席研究員 藤原大豊の総研ブログを公開しました。
《サブスク会計学》
成長率とCAC回収期間
回収期間法は回収期間の長短で投資案件を評価する投資採算計算の手法として広く知られています。サブスクリプションビジネスにおいては契約獲得という投資行動を恒常的に行うため、回収期間法は回収期間の長短を知ること以上の意味を持つようになりました。
それは、①契約1件当りと全体とでは回収期間にギャップがあり、②投資規模を大きくした方が営業損失の底は深く資金需要が大きいが、回収期間経過後の営業利益は大きくなり、③回収期間が短いほど高い成長率が許容される、といったサブスクビジネスの成否を分ける重要な示唆となります。
サブスクリプションビジネスに既に取り組まれている事業者のみなさま、また、新たに取り組もうと検討されているみなさまのお役に立つことができれば幸いです。